康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 670 ページ)
【巳集中】【火部】烜。康煕筆画:10。頁碼:670 頁下段 22 行。『広韻』況晩切、『集韻』火遠切、『正韻』況遠切。音は咺に同じ。『易・説卦』に「日に以て之を烜す」とあり。『疏』に「烜は乾くなり」という。また『玉篇』に「火の盛んなる貌」とあり。また『広韻』に「光明なり」とあり。また『韻会』『正韻』に『詩』を引いて「赫兮咺兮」とす。按ずるに、『詩・衛風』は本つ作は咺なり。『釈文』に韓詩は宣に作るという。『礼記・中庸』に『詩』を引きて喧に作る。烜に作る者なし。また『広韻』許委切、『集韻』『韻会』『正韻』虎委切。音は毀に同じ。『周礼・秋官・司烜氏』に「夫遂を以て明火を日に取り、鑑を以て明水を月に取り、以て祭祀の明齍・明燭に供し、明水に供す」を掌るとあり。『注』に「烜は火なり。衛侯燬の燬のごとく読む」という。按ずるに、『説文』に爟あるいは亘に従ひて烜に作り、古玩切とす。『集韻』『類篇』『正韻』なおこれに従う。『正字通』に云う、「周礼に夏官司爟と秋官司烜とは掌るところ異なり、音切も亦た異なる。烜は爟の重文にあらず。『説文』これを合一すは誤りなり。今『広韻』二十九換には爟の字のみ収めて烜の字なし。『集韻』『類篇』『正韻』は倶に『説文』の誤りに仍れるなり」と。また『易・説卦』に「日に以て之を烜す」とあり。『陸徳明・音義』に「況晩反、また香元反」という。