康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 357 ページ)
【寅集下】【弓部】弦;康煕筆画:8;頁碼:357 頁 31 行
【広韻】【正韻】戸田切【集韻】【韻会】戸千切、音は賢。
【説文】弓の弦なり。弓に従い、糸と軫の形に象る。
【儀礼・郷射礼】有司は左に弣を持ち、右に弦を持って弓を授く。
また半月を弦という。
【釈名】弦とは半月の名なり。その形は一側曲がり一側直にして、弓を張り弦を施すが若し。
【前漢・律暦志】淳于陵渠再び太初暦を覆審し、晦朔弦望みな最も密なり。
また国名。
【春秋・僖公五年】楚人弦を滅ぼす、弦子黄に奔る。
【注】弦国は弋陽軪県の東南に在り。
また姓。
【広韻】風俗通に云う、弦子の後なり。
【左伝・僖公二十三年】鄭の商人弦高。
【哀公四年】斉の乞・弦施救い范氏を救う。
【哀公十一年】使して弦多に問うに琴を以てす。
また脈数なるを弦という。
【史記・倉公伝】脈長くして弦なり。
また弦蒲・弦中はいずれも地名。
【前漢・地理志】正西を雍州とし、藪を弦蒲という。
【注】汧県に在り、また雍州の山北に蒲谷郷弦中谷あり。
また絃と通ず。
【礼記・文王世子】春は誦し夏は弦す。
【楽記】舜五弦の琴を作り、以て南風を歌う。