康熙字典解説
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【申集中】【虫部】蜩;康熙筆画:14;頁碼:頁 1086 第 23【唐韻】徒聊切【集韻】【韻会】【正韻】田聊切、音迢。【玉篇】蝉なり。【詩・豳風】五月に蜩鳴く。【大雅】蜩のごとく螗のごとし。【伝】蜩は蝉なり。螗は蝘なり。【疏】【釈虫】に云う:蜩・蜋蜩・螗。舎人曰く、皆蝉なり。方言異なるのみ。三輔以西は蜩と称し、梁宋以西は蜩を蝘と称し、楚地は蟪蛄と称す。【楚辞】に云う「蟪蛄鳴いて啾啾たり」とはこれなり。陸璣の疏に云う:螗はまた蝘虭とも名づく。【字林】に虭は時に蟟と作る。青徐の人々は螇螰と称す。然れば螗・蝘もまた蝉の別名なるのみ。【爾雅・釈虫】蜩、蜋蜩。【注】【夏小正】の伝に云う:蜋蜩は五彩備わる。【又】螗蜩。【注】【夏小正】の伝に云う:螗蜩は即ち蝘なり。俗称して胡蝉といい、江南では螗蛦という。【又】蠽、茅蜩。【注】江東では茅截といい、蝉に似て小さく、青色なり。【又】蝒、馬蜩。【注】蜩の中最も大なるは馬蝉なり。【又】蜺、寒蜩。【注】寒螀なり。蝉に似て小さく、青色なり。【酉陽雑俎】蜩の類は側より鳴く。また蜩甲は蝉の脱殻なり。【荘子・寓言篇】我れは猶お蝉の脱殻のごとし。また徒吊切、音掉。蜩蟉は竜の首の揺動するさま。【前漢・司馬相如伝】蜩蟉偃蹇として怵として梁に倚る。また【韻補】留切、音俦。【王褒・九懐】林は容れず鳥の啁啾するを、我れ何ぞ中州に滞留せんや。良辰に乗じて車を駕し、玉英を採りて自ら修む。【玉篇】一作。