康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 855 ページ)
【午集下】【禾部】稠;康煕筆画:13;頁碼:855 頁 19 行。『唐韻』直由切、『集韻』『韻会』留切、『正韻』除留切、音「俦」に同じ。『説文』多きこと。『広韻』稠密。『増韻』緊密。また濃密を指す。『戦国策』文書繁複冗雑なり。『束皙・華黍を補う詩』黍繁密なる花を開く。また地名を指す。『北史・魏本紀』永熙三年二月、皇帝稠桑に至る。また姓なり。『前漢・功臣表』常楽侯稠彫。また『増韻』に「綢」と通ず。『詩・小雅』髪濃密にして直なり。『箋』綢はすなわち密の義なり。また『集韻』田聊切と読み、音「迢」に同じ。『荘子・天下篇』協調適切にして道に上達すべしと謂うべきなり。『注』音「調」に同じ。元は「調」とも書く。また『集韻』徒吊切と読み、音「糶」に同じ。揺れ動くさま。『前漢・揚雄伝』天下動揺して安からず。『注』稠は徒吊反と読む。考証:『束皙・黍華を補う詩』に「黍稠花を発す」とある。謹んで原文に照らし、「黍華」を「華黍」に、「稠花」を「稠華」に改む。