康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1418 ページ)
【戌集下】【食部】飾;康熙筆画:14;頁 1418【広韻】賞職切【集韻】【韻会】設職切、音は識。【玉篇】に「修飾なり」とあり。【逸雅】に「飾は拭くなり。物穢れたる者は其上を拭いて明ならしむ。他物によりて後明なるは、猶ほ文を質に加うるがごとし」とある。また【礼記・楽記】に「声は楽の象なり。文采・節奏は声の飾なり。故に君子はその本を動かし、その象を楽しみ、然る後にその飾を治む」とあり。【注】に「声を以て之を器に被す」という。また【詩経・鄭風】に「羔裘豹飾」とあり。【注】に「飾は袖の縁なり。礼、君は純物を用い、臣は之に下ぐ。故に裘に豹皮を以て飾と為す」という。また【周礼・地官・封人】に「其の牛牲を飾る」とあり。【注】に「刷り治めて潔清にするなり」といい、一に「豫飾」ともいう。また【礼記・曲礼】に「羔雁を飾るに繢を以てす」とあり。【疏】に「飾は覆うなり。布に雲気を画き、之を覆って相見るなり」という。また【礼記・月令】に「天子乃ち厲飾す」とあり。【注】に「厲飾は戎服を謂い、威武を尚ぶなり」という。また【史記・公孫弘伝】に「吏事に習い、儒術を以て縁飾す」とあり。【後漢書・章帝紀】に詔して曰く「俗吏は外貌を矯飾し、是に似て非なり。朕甚だ之を厭う」とある。また【周礼・夏官・掌固】に「其の飾器を設く」とあり。【注】に「兵甲の属なり」という。また【正字通】に「満飾は国名なり」とあり。【説文】に「人也。人に従い巾に従い、食声。読み式に若し。一に橡飾という」とある。考証:【周礼・地官・封人】「其の牛牲を飾る」。【注】「剥ぎ治めて潔清にするなり」。謹んで原文に照らし、「剥治」を「刷治」に改む。【曲礼】「羔雁を飾るに績を以てす」。【注】「飾は復すなり」。謹んで原文に照らし、「以績」を「以繢」に改め、「注」を「疏」に改む。【史記・公孫弘伝】「凡そ吏事、儒術を以て縁飾す」。謹んで原文に照らし、「凡吏事」を「習吏事」に改む。【前漢・章帝紀】詔して曰く「俗吏は外貌を矯飾し、是に似て非なり」。謹んで按ずるに、章帝紀は『後漢書』に系す。「前漢」を「後漢」に改む。