康熙字典解説
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【亥集下】【鹿部】麝。康煕筆画 21、頁碼 1511 第 13。『唐韻』『集韻』『正韻』に「神夜切」、音は「射」に同じ。『説文』に「麝は小麋に似て、臍に香あり。また射父という」。『爾雅・釈獣』に「麝父は獐の足を持つ」。『字林』に「小鹿にして香あり、その足は獐に似たり、ゆえに獐足という」。『字彙』に「この獣は小麋に似て、身に虎豹の斑紋あり、臍に香あり。人に追われるときは自ら高崖より飛び降り、爪を挙げて香嚢を剔り出す。捕らえられて死に臨むとも、なお四足を蜷めてその臍を守る。されば象は脱したる牙を隠し、犀は脱したる角を隠し、麝は脱したる香を隠す。みな直ちに掩い覆いて、これ貴き物なるを知る」。また『広韻』『集韻』に「食亦切」、音は「射」に同じ。義も同じ。