康熙字典解説
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【辰集中】【木部】榭。康煕筆画 14、頁 544 第 16。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「詞夜切」、音は「謝」。『説文』に「作、台上に房屋ある建築」とあり。『書・泰誓』に「宮室台榭、池塘と奢靡なる服飾」と見え。孔伝に「土を築きて高きものを台と曰い、木構えあるものを榭と曰う」とあり。また『礼記・礼運』に「泥土を和して台榭を造る」とあり。注に「榭は器具を蔵むる所なり」という。また『前漢書・五行志』に「榭は楽器を蔵むる所なり」という。また『春秋・宣公十六年』に「成周の宣榭火災す」とあり。『公羊伝』の注に「部屋あるを寝と曰い、部屋なきを榭と曰う」とあり。また武芸を講習する屋を榭と称す。また「序」と通ず。『儀礼』に「序則ち鉤楹の内」とあり。注に「序の読みは榭に同じ」という。考証:『公羊伝』に「廟に部屋あるを寝と曰う」とあるが、謹んで原文に従い「廟」を「注」に改む。『爾雅・釈宮』に「榭はまた序とも称す」とあり。『唐韻』に「古くは序と榭同じ」という。謹んで按ずるに、「榭はまた序とも称す」という一文は『爾雅』に見えず、今これを「序と通ず」と改む。『儀礼』に「序則ち鉤楹の内」とあり、注に「序の読みは榭に同じ」という。