【申集下】【衣部】衽;康煕筆画:10;頁碼:1113 頁 03 行。『唐韻』『正韻』汝鴆切、『集韻』如鴆切、音は妊。『類篇』に「衣の襟なり」とあり。『揚子・方言』に「褸を衽という」とあり。『釈名』に「衽は襜なり。傍に在りて襜襜たり」とあり。『礼記・玉藻』に「衽は当に旁す」とあり。注に「衽とは裳の幅の交裂する所を謂う」とあり。また『礼記・曲礼』に「衽に請い何れの趾ぞ」とあり。注に「衽は臥席なり」とあり。『周礼・天官・玉府』に「王の燕衣服・衽席を掌る」とあり。注に「衽席は単席なり」とあり。また『礼記・檀弓』に「棺束二衡三衽、毎束一」とあり。疏に「小要なり。其の形は両頭広く中央小し。既に釘を用いて棺を合せざれば、但だ先に棺の辺及び両頭の合際処に坎形を鑿ち、則ち小要を以て之を連ぬ。今漢時に因りて衽を小要と呼ぶ」とあり。また『屈原・離騒』に「跪して衽を敷き辞を陳ぶ」とあり。注に「衽は衣の前なり」とあり。また『博雅』に「衽・裀・袾は裑なり」とあり。また『集韻』に忍甚切、音は稔。義同じ。また『類篇』に或いは

と作り、袵に通ず。考証:『周礼・天官・王府』に「王の燕衣服・衽席を掌る」とあるは、謹んで原文に照らし「王府」を「玉府」に改む。