康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 552 ページ)
【辰集中】【木部】橈;康熙筆画 16;頁 552【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】女教切、音は鬧。【説文】曲がった木。【周礼・冬官考工記】車輈を作る者は、輈を直くして撓むことなきべし。また歪曲を指す。【礼記・月令】有司に命じて諸法を厳行せしめ、撓曲あるべからず。また柔弱を指す。【易経・大過】棟撓む、凶なり。【前漢書・高帝紀】酈食其と謀りて楚の勢を弱めんとす。また吹き散らすを指す。【易経・説卦伝】万物を撓散するもの風に如く迅なるはなし。また挫敗を指す。【左伝・成公二年】君の威を畏れて師撓む。また層桡、屋舎の装飾を指す。【淮南子・本経訓】曲折して層なる。また柔桡、身体の柔軟を指す。【司馬相如・上林賦】身体柔軟軽盈にして、媚わしく繊弱なり。【揚子・方言】関以西、凡そ物の小なるものを皆孅桡と曰う。また【集韻】【韻会】【正韻】女巧切、音は撓。混乱。また【集韻】爾紹切、音は獶。これも曲がった木。また【唐韻】【集韻】【韻会】如招切、音は饒。櫂。【博雅】櫂を桡と曰う。【後漢書・岑彭伝】楼船・冒突・露桡数千艘を直進せしむ。【注】露桡とは、櫂を外に露わにし、人は船中に在るなり。また【集韻】尼交切、音は鐃。曲がる。考証:【周礼・冬官考工記】「其覆車也、轅直且無桡也」。按ずるに所引は原文に非ず。謹んで原文に照らし「輈人惟轅直且無桡也」と改む。