康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1425 ページ)
【戌集下】【食部】饒;康熙筆画:21;頁碼:1425 頁第 40 字。【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】に「如招切」、音は蕘。【玉篇】に「多なり、飽くなり、豊かなり、厚し、餘りあり」とあり。また「益す、剰る」の義。【礼記・曲礼】に「大饗には卜わず、富を饒らず」とあり。註に「富とは備うるを言う。備うるのみして、礼に過ぐべからず」という。【前漢書・陳平伝】に「平、張氏を娶り、資用いよいよ饒なり」とあり。また漢王に対して曰く、「大王、人を爵邑をもって饒うこと能わずや」。また俗に寛恕するを饒と謂う。【杜甫・立秋後詩】に「日月相饒えず、節序昨夜隔つ」とあり。また国名。【前漢書・地理志】に「北海郡に饒侯国あり」。また県名。【前漢書・地理志】に「西河郡に属す。莽、饒衍と曰う」。【後漢書・郡国志】に「安平国に饒陽あり、故に饒と名づく」。また州名。もと楚の番邑にして、呉に鄱陽郡を置き、隋に改めて饒州とし、物産富饒なるによる。また姓。【風俗通】に「漢に饒武あり、漁陽太守と為る」とあり。また【広韻】【集韻】【韻会】に「人要切」、【正韻】に「実照切」、音は邵。義同じ。