康熙字典解説
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【戌集上】【金字部】鐃;康煕筆画:20;頁 1321。『唐韻』女交切、『集韻』『正韻』尼交切、『韻会』泥交切、音は呶なり。『説文』に「小鉦なり。軍法に、卒長これ執る」とあり。『玉篇』に「鈴に似て舌なく、軍中に用いる所なり」とあり。『釈名』に「鐃とは、声鐃鐃たり」とあり。『周礼・地官・鼓人』に「金鐃をもって鼓を止む」とあり。注に「鐃は鈴のごとく、舌なく柄あり、これを執りて鳴らし、もって撃鼓を止むるなり。また奏楽に用いる所なり」とあり。『礼記・楽記』に「始めて奏するに文をもってし、復た乱するに武をもってす」とあり。注に「文は鼓を謂い、武は金を謂う。鐃の楽は始めて奏するに先ず鼓を撃ち、乱は猶お終を言うがごとし。鼓の声は陽なるがゆえに文と謂い、鐃の声は陰なるがゆえに武と謂う。文をもってこれを始め、武をもってこれ収むるは、節奏得宜なりと言うなり」とあり。また『博古図』に「漢の舞鐃二つ、その形は上円下方、下に疏棂を作り、中に銅丸を含み、これを舌鼓と謂い、動けば声あり」とあり。また楽府に鐃歌あり、軍中の鼓吹曲なり。また譊に通ず。『後漢書・五行志』の童謡に「今年尚可、後年鐃」とあり。按ずるに『風俗通』は譊に作る。また『集韻』『正韻』に女敎切、桡と同じ。『荘子・天道篇』に「万物心を鐃するに足るものなし」とあり。考証:『周礼・地官・封人』に「金鐃をもって鼓を止む」とあるは、謹んで原文に照らして「封人」を「鼓人」に改む。