康熙字典解説
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【酉集上】【言部】詘;康煕筆画 12、頁 1155。『唐韻』区勿切、『集韻』『韻会』『正韻』曲勿切、音は屈。『説文』に「詰詎なり」とあり、一説に「屈襞」という。『礼記・喪大記』に「凡そ衣は詎せず」とあり、注に「舒べて巻かざるを謂う」という。『楚辞・九思』に「思哽饐兮詰詎」とある。また『博雅』に「曲なり、折なり」とあり、『玉篇』に「枉曲なり」とある。『礼記・楽記』に「其の俯仰詎伸を習う」とあり、『史記・管晏列伝』に「君子は己を知らざる者に詎し、己を知る者に信ぜらる」とあり、『前漢書・孫宝伝』に「道は詎すべからず、身詎して何ぞ傷あらん」とある。また『広韻』に「辞塞まる」とあり、『戦国策』に「ここに魏王此の言を聴き、甚だ詎す」とある。また『類篇』に「充詎は喜び節を失う貌なり」とあり、『礼記・儒行』に「富貴に充詎せず」とある。また姓なり。漢に詎強あり。『印藪』に見ゆ。また『韻会』に「通じて屈と作る」とあり、『荀子・勧学篇』に「裘の領を挈ぐが若く、五指を詰めて之を頓す」とあり、注に「詰は屈と同じ」という。また『集韻』『正韻』に渠勿切、音は掘。充詎の義と同じ。また絶止の貌なり。『礼記・聘義』に「之を叩けば、其の声清くして長く、其の終り詎然として楽なり」とある。また『正韻』に「尽くるなり」とあり、『前漢書・司馬相如伝』に「徼けて受けて詎す」とあり、師古の注に「獣力の尽くる者を言い、受けて之を有す」という。また『集韻』に敕律切、音は怵。黜と同じ。『戦国策』に「彼公仲なる者、秦勢能く之を詰す」とあり、注に「詰は貶下なり」という。また『集韻』に通じて绌と作る。『礼記・射義』に「爵を進め地を绌す」とあり、注に「『内則』以前は绌と作り、『明堂位』以後は詰と作る」という。また『集韻』に或いは出と作る。『左伝・襄公三十年』に「譆譆出出」とあり、『周礼・秋官・庭氏』の鄭玄の注に引いて「詰詰」と作り、劉昌宗は音を出とし、本亦た出と作る。また『集韻』に奴骨切、嫩の入声。訥と同じ。詳しくは訥字の注を見よ。また『説文』に或いは誳と作る。『長箋』に誳と作る。