康熙字典解説
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【亥集上】【馬部】驅;康煕筆画:21;頁 1444。古文は敺。『唐韻』に豈俱切、『集韻』『韻会』に虧于切、『正韻』に丘于切、音は區。『玉篇』に「逐い遣る」とあり。『礼記・月令』に「獣を駆りて五穀を害すること毋かれ」。また『説文』に「馬を走らすを馳と謂い、馬を策するを駆と謂う」。『玉篇』に「驟なり、奔馳なり」。『易・比卦』に「王三駆を用いて前禽を失う」。また軍の前鋒を先駆といい、その次を中駆という。また『集韻』『韻会』に祛尤切、音は丘。義同じ。『詩・鄘風』に「馳せ載び駆せ載び、帰りて衞侯を唁す」。陸雲の賦に「愁心を昶げて自ら邁し、旁人を粛めて曾て駆す。河馮に詔して川を清め、湘娥に命じて流を安んず」。また『広韻』『集韻』『韻会』に區遇切、音は姁。義同じ。班固『東都賦』に「伐鼓を挙げ、三駆の令を申ぶ。軽車は霆激し、驍騎は電騖す」。陶侃『相風賦』に「華蓋乗を警め、奉引して先駆す。豹飾後に在り、葳蕤先路す」。また欧に通ず。『史記・趙世家』に「欧、代地なり」。『前漢書・食貨志』に「民を欧して之を農に帰す」。また直谷切に叶い、音は逐。『詩・秦風』に「游環脅駆」。下に続く轂に叶う。俗に駈と作るも非なり。