康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 190 ページ)
【丑集上】【口部】哩;康煕筆画:10;頁碼:190 頁 16 行。『玉篇』に「力忌切、音は吏」とあり、陀羅尼経に出る。『正字通』によれば、語句の終わりの余韻を表す。また『正字通』に「音は里」とあり、元代の詞曲において助詞として借用された。さらに『正字通』に、明代の制度として冬至の日に諸大臣へ甜食一盒を賜り、その中に七種あり、その一に松子海哩があったと記される。鄭以偉は「この字は各種の字書に記載がなく、今なお海哩が何物であるか不明である」と述べる。五音『集韻』には改めて「莫六切、音は目」と注され、楚地方では欺くことを「哩」といい、これは「嚜」の誤写であるという。「嘿」「嚜」の二条の注を相互参照せよ。