康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 176 ページ)
【丑集上】【口部】吏;康煕筆画:6;頁碼:176 頁 02 行。【唐韻】力置切。【集韻】【韻会】良志切。【正韻】力地切。音「利」に同じ。【説文】吏とは、民を治むる者なり。字形は「一」と「史」とより成る。【徐鍇説】官吏は民を治め、心を一に専らするがゆえに、「一」に従う。【書・胤征】天子の吏、徳を失わば、その酷烈なること猛火に勝れり。【礼・曲礼】五官の長を伯と称し、一方を主る。彼ら天子に対しては、これを天子の吏という。【左伝・成公二年】周の天子、事を三吏に委ぬ。【注】三吏とは三公を指す。また【韻会】官府にて文書を掌る小官も亦た吏と称す。【周礼・天官・大宰】八法あり、其三は官職を以て吏を驭す。【前漢・百官公卿表】禄四百石より二百石に至るは長吏に属し、一百石以下、斗食・佐史等の秩あるは少吏に属す。【注】師古曰く、吏とは「理」なり。其の県内の事を主管して治む。また姓とする。【正字通】漢に吏宗なる者あり、王莽の時の人なり。また【五音集韻】神至切、音「示」に同じ。奉行・職務・労績の義なり。【説文】本字は「叓」と作る。