康熙字典解説
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【辰集中】【木部】栗;康煕筆画:10;頁 397
古文【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】力質切、音慄。【説文】に作る。木に従う。その実垂れ下がるがゆえに従う。【周礼・天官・籩人】饋食の籩、その実に栗あり。また堅き木を指す。【公羊伝・文公二年】虞主は桑を用い、練主は栗を用う。また謹んで恭しきを指す。【書・舜典】寛にして栗たり。また堅実を指す。【礼・聘儀】緻密にして栗たり。また威厳を指す。【司馬法】位は厳に、令は栗たらしむべし。また百穀の実満ちて秕なきを栗と曰う。【詩・大雅】穂垂れて実栗たり。また栗烈、風寒を指す。【詩・豳風】十二月、天気栗烈たり。また急促、等級を越ゆるを指す。【儀礼・燕礼】階に登るに栗として、二級を越えず。また道標の樹を行栗と曰う。【左伝・襄公九年】魏絳、行栗を伐る。また觱栗。【明皇雑録】本は亀茲国の楽器なり、悲栗とも曰う。また菱角を水栗と曰う。【武陵記】二角なるを菱と曰い、三角四角なるを芰と曰い、通じて水栗と称す。また【方言】秦の俗、髪を櫛するを栗と曰う。また県名。【前漢・地理志】栗県は沛郡に属す。また姓。【風俗通】燕の将栗腹。また【集韻】【正韻】力蘖切、音裂。破裂の義を指す。【周礼・冬官・考工記】弓幹を治むる法、理裂けて斜めならざれば、弓変形せず。また葉力蘖切、音勒。【蘇軾・中秋月詩】酒を喚びて妻と共に飲み、我が子を問う言葉を想う。いずくんぞ衰病の後、空杯を梨と栗に向けることを知らんや。按ずるに【説文】は部に収む、今併せてこれに入る。