康熙字典解説
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【申集上】【艸部】蘢;康熙筆画 23;頁 1069。『唐韻』盧紅切、『韻会』盧東切、音は朧。『玉篇』に「草の名」とあり。『説文』に「天蘥なり」とあり。陸璣『草木疏』に「一名馬蓼、即ち今の水荭草なり」とある。『管子・地員篇』に「その山の浅き処に茏と斥とあり」と見え、注に「茏・斥は古の草名なり」という。また『爾雅・釈草』に「紅、龍古」とあり、注に「俗に紅草を茏鼓と呼ぶは、語転ずるのみ」という。また蒙茏あり。『爾雅注』に「弥離は猶お蒙茏のごときなり」とあり。『前漢書・鼂錯伝』に「草木蒙茏す」と見え、師古の注に「蒙茏は覆盖遮蔽する状なり」という。また『爾雅・釈草』に「抜、茏葛」とあり、注に「茏葛は江東にて龍尾と呼び、亦た虎葛とも謂う」という。また地名あり。『史記・韓長孺伝』に「衛青、茏城を破る」と見える。また『集韻』に魯孔切、籠の上声とあり。『淮南子・俶真訓』に「紛茏蓯」と見え、注に「茏蓯は聚会の意なり」という。司馬相如『大人賦』に「攢羅列聚し、叢として茏茸たり」とあり、注に「茏茸は聚集する状なり」という。