康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 909 ページ)
【未集上】【米部】粦;康煕筆画:12;頁碼:909 頁 01。注釈:『広韻』力刃切、『韻会』良忍切、音は吝。『説文』に「鬼火なり。兵に死し及び馬牛の血、粦と為る」とあり。『博物志』に「戦闘して死亡せる処、人馬の血あり、年を積みて粦と為り、地に著き草木に入る。霜露のごとくして見るべからず。之に触るる者あれば、人体に著きて便ち光あり、払拭すれば即ち散じて無數となる」という。また『韻会』に「或いは燐と作る」とあり。『淮南子・論訓』に「久しき血、燐と為る」といい、また『陳思王・蛍火論』に「或いは之を燐と謂う」とあり。『詩・豳風・熠燿宵行』の伝に「燐なり。燐は蛍火なり」という。陸佃云く、「燐火の微なる名なれば、故に此の両者通じて之を燐と謂う」と。『集韻』に「或いは に作る」とあり。また『韻会小補』に「離眞切、音は鄰」、また「里忍切、音は嶙」。義同じ。『説文』に「本として に作る」とある。