康熙字典解説
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【戌集中】【青字部】静;康煕筆画:16;頁碼:頁 1382 第 03
古代文献の記載:【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】疾郢切、音「穽」に同じ。【説文解字】に曰く、審察なり。形は「靑」に従い、声は「争」よりす。【注】徐鍇曰く、丹青の色明らかなるが故に、審らかに察すべしと。また【増韻】に曰く、動の反なり。【易経・坤卦】に曰く、至静にして徳方なり。また【尚書・堯典】に曰く、静言庸違す。【伝】静は謀を指す。また【詩経・邶風】に曰く、静言これ思う。【伝】静は安寧を指す。また【詩経・鄭風】に曰く、琴瑟御に在り、静好ならざる莫し。また【詩経・邶風】に曰く、静女其姝。【伝】静は貞潔嫺静を指す。また【広韻】に曰く、止息を指す。【礼記・月令】に曰く、百官事を静め扰ぐること毋かれ。また【韻会】に曰く、澄清を指す。また【広韻】に曰く、和諧を指す。また【韻会】に通じて「靖」と作す。また通じて「靚」と作す。また通じて「竫」と作す。また【韻会】【正韻】疾正切、音「浄」に同じ。義同じ。【前漢書・揚雄伝】に京城これ伝えて曰く、唯寂寞、自ら閣に投ず;清静を愛す、符命を作すと。また【詩経・大雅】に曰く、籩豆静嘉。【箋】潔浄にして美なり。【釈文】清、本音に読み、また才性反に読む。「清」「静」皆去声に読むべし。按ずるに『玉篇』『広韻』『集韻』『類篇』、「静」字に去声の読み無し。『韻会』始めてこれを敬韻に収め、『正韻』これに因る。『大雅』釈文及び『揚雄伝』の京城の俗語を考証するに、「静」字本来去声に読むべし。されど『韻会』『解嘲』の「爰清爰静」の句を引きて曰く、顔師古の注合韻とし、音才性切とすとは、甚だ謬れり。『解嘲』に曰く、爰清爰静、神の庭に遊ぶ。たとえ才性切に読むも、いかにして「庭」字と押韻せんや。必ずや「爰清静」の句によりて誤って記せしなるべし。『正韻』この誤りを襲う。今特にこれを弁明す。また葉千廷切、音「清」に同じ。【六韜】秋道は斂収にして万物充盈す。冬道は蔵伏にして万物静定す。