康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1073 ページ)
【申集上】【虍部】虎;康煕筆画:8;ページ番号:1073 ページ 03 行
古文字は「虝」と書く。
【唐韻】音は「火古切」。
【集韻】【韻会】音は「火五切」で、「滸」に読む。
【玉篇】猛獣と釈す。
【説文解字】山獣の君なり。字形は「虍」と「儿」に従う。虎の足は人の足に象る。
【徐鉉注】これは象形である。
【易経・乾卦】に「風虎に従う」とある。
【詩経・小雅】に「兕にもあらず虎にもあらず、曠野を率いて走る」とある。
【大戴礼記】に「三九二十七、主星あり。星宿は虎を宰り、故に虎は七月にして生まる」と記す。
【述異記】に「虎は千年を生けば、歯を換え角を生ず」という。
また姓とする。
【広韻】に「漢に合浦太守の虎旗あり。その祖先は八元の一人たる伯虎の後なり」と記す。
また州名。唐代に虎州を置き、後に太祖の諱を避けて武州と改む。
また灘名。
【水経注】に「夷水また東流して虎灘を経る」と記す。
また山名。
【呉越春秋】に「呉王は閶門の外に葬られ、金玉の精気上浮して白虎となり、虎丘と名づく」と記す。
また便器の名称。
【西京雑記】に「漢は玉をもって虎子を作り、以て便器と為す」と記す。
また「琥」に通ず。
【三国志・呉志・裴松之注】は虞翻の言葉を引いて「聞くに琥珀は腐草芥を吸わずという」とする。
【六書正訛】に「字形は虎の蹲踞して振り返る様子に象る」という。
【篇海】に「『儿』はすなわち古文の『人』字なり。虎の足は人の足に象るがゆえに『人』に従う。もし『几』と作せば誤りなり」と釈す。
【干禄字書】に「俗体は『𧆞』と作るべし」と記す。