康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 225 ページ)
【丑集上】【土部】坏;康煕筆画:19;頁碼:225 頁 14 行。『広韻』芳杯切、『集韻』『韻会』鋪枚切、『正韻』鋪杯切、音は胚。『爾雅・釈山』に「山が再成なるを坏と曰う」、また「山が一成なる」ともいう。また山名。『呉会志』に「大坏・小坏の山は洮湖中にあり、溧陽と宜興の界に在り、二山相望み、水環りて浮くが若し、故に名づく」とある。また陶瓦の未だ焼かれざるを坏と曰う。『後漢書・崔駰伝』に「坏冶一陶、羣生理を得」とある。また『集韻』『韻会』『正韻』に蒲枚切、音は裴。土をもって罅隙を封ずるなり。『礼記・月令』に「仲秋、蟄蟲戸を坏す」「孟冬、有司に城郭を坏さしむ」とある。また屋後の牆をいう。『淮南子・斉俗訓』に「魯君顔闔を相たんと欲し、使人して幣をもって先だせしむるに、闔阫を鑿ちて遁る」とあり、『揚雄・解嘲』に「坏を作す」とある。また神名。『荘子・大宗師』に「堪坏これを得て、以って崑崙を襲う」とあり、阫に通ず。坏の古文。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に古壊切、音は怪。毀すなり。また胡怪切、若しくは自ら毀すなり。『毛氏韻増』に「凡そ物自ら敗れずしてこれを毀すときは古壊切なり、魯恭王孔子の宅を壊すの類これなり。物自ら敗るときは胡怪切なり、春秋伝に魯の城門壊るつの類これなり」とある。また『集韻』に乎乖切、音は懐。坏隤は山名。また胡罪切、音は瘣。『詩・小雅』に「譬えば彼れ坏木、疾きによりて枝無し」とある。また胡対切に叶い、音は潰。『詩・大雅』に「城の壊るることなからしめ、独り斯れ畏るることなからしめよ」とある。また戸恢切に叶い、音は回。『家語』に「孔子歌って曰く、泰山其れ頽らんや、梁木其れ壊らんや」とあり、下の萎に叶う。萎は音哀。