康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 227 ページ)
【丑集上】【土部】垓;康熙筆画:9;頁碼:227 頁 40 行。【広韻】古哀切。【集韻】【韻会】【正韻】柯開切。音は該。【説文】に「兼垓八極の地なり」とあり、【春秋国語】を引いて「天子九垓の田に居す」という。また【司馬相如・封禅書】に「上は九垓に暢ず」とある。また数名なり。【風俗通】に「十億を兆と曰い、十兆を京と曰い、十京を垓と曰う」。また界・守の義あり。【揚雄の箴】に「重限累垓して以て暴卒を防ぐ」とある。また【集韻】に居諧切、音は皆。級・重の義あり。【史記・封禅書】に「太乙の壇三垓」、【北斉の大禘歌】に「三垓上に列し、四陛旁に升る」とある。また地名なり。【史記・項羽本紀】に「漢王、項羽を垓下に囲む」。註に「垓は堤の名にして沛県に在り」とあり、一説には聚邑の名ともいう。正義に「垓は高岡にして、その聚邑及び堤は垓の側に在るが故に垓と曰う」とある。また叶って居之切、音は基。【郭璞・遊仙詩】に「嫦娥妙音を揚げ、洪崖その頤を頷く。升降長煙に従い、飄颻として九垓に戯る」。考証:【周語】に「天子の田九垓」とある。謹んで【説文】の原文に照らし、「春秋国語を引いて『天子九垓の田に居す』」と改む。