康熙字典解説
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【未集下】【舟部】舫;康煕筆画:10;頁碼:頁 1009 第 28【唐韻】【韻会】甫妄切【集韻】敷亮切、音は訪。【説文】に「船師なり」とあり、『礼記』明堂月令を引いて「舫人とは水に習う者なり」とす。【正字通】に「舫人とはまさに舟子と言うがごとし。舫の舫たるは、まさに舟の舟たるがごときにして、舟すなわち舟師を謂うにあらず。説文の訓を船師とするは、おそらく従うべからず」とある。また【集韻】に分房切、音は方。「倂船(ふねをあわせる)なり」。【爾雅・釈言】に「舫、舟なり」。【注】に「両船」とあり。【史記・張儀伝】に「舫船して卒を載せ、一舫に五十人を載す」。【注】に「舫、音は方、両船を謂う」とある。また【韻会】に「あるいは枋と作る」とあり。【後漢書・岑彭伝】に「枋箄に乗じて江関を下る」。【注】に「枋箄とは竹木をもってこれを作り、水上に浮ぶものにして、すなわち舫なり。字は古来通用す」とある。また【正字通】に「古は方に借りたり」とあり。【詩・衛風】に「之を方し、之を舟す」と見え、俗に舟を加えて舫と作す。また【広韻】【集韻】に補曠切、音は謗。義同じ。