康熙字典解説
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【酉集上】【言部】誹;康熙筆画 15、頁 1165。『唐韻』・『正韻』に敷尾切、『集韻』・『韻会』に妃尾切あり、音は斐なり。『説文』に「謗なり」とあり。『博雅』にも同じ。『史記・高祖本紀』に「誹謗する者は族せらる」とあり。『荘子・刻意篇』に「高論怨誹」とあり。『戦国策』に「国必ず誹誉あり。忠臣は誹を己に帰し、誉を上にあらしむ」とあり。また『集韻』に「あるいは省いて非と作る」とあり。『前漢書・鼂錯伝』に「非謗は治めず」とあり。師古の注に「非は誹と読む」という。また『集韻』に府尾切あり、非の上声なり。義同じ。また『集韻』・『韻会』に匪微切、『正韻』に芳微切あり、「非」と通ず。『類篇』に「謗言なり」とあり。『増韻』に「非議なり」とあり。『史記・平準書』に「張湯、顔異が九卿たるを奏す。令の便ならざるを見て、言を入れずして腹誹す」とあり。『前漢書・食貨志』に「腹非を作す」とあり。注に「口に出して言わず、心に之を非とするなり」という。また『広韻』に方味切、『集韻』・『韻会』・『正韻』に方未切あり、非の去声なり。義同じ。『史記・文帝本紀』に「誹謗の木」とあり。『索隠』に「誹は音非、また音沸なり。尸子曰『堯、誹謗の木を立てる』。韋昭曰く『政の缺失あるを慮り、木に書かしむ。後代遂に因りて飾りと為す』。今宮牆・橋梁の頭の四柱の木是れなり」という。