康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1396 ページ)
【戌集中】【韭部】韭;康煕筆画:9;頁碼:1396 頁第 04。『広韻』『集韻』『韻会』に「挙有切」、『正韻』に「已有切」とあり、音は「久」。『説文』に「菜の名。一種、久しく生長するを以て韭と名づく。字形は韭菜の形に象る。一の上に在り。一は土地を表す。」とある。『韻会』に『通志』を引いて「韭菜は性温にして、草鍾乳と称す。」とあり。『礼記・曲礼』に「韭菜を豊本と称す。」とまたあり。『内則』に「豚肉は春には韭菜に配し、秋には蓼に配す。」とあり。『儀礼・聘礼』に「葅(漬け物)たる韭菜有り。」とあり。『列子・天瑞篇』に「老いたる韭菜は莧(ひゆ)に変ず。」とあり。『埤雅』に「韭菜の精は黄なる部分に在り。」とまたあり。『爾雅・釈草』に「蒮(かく)、これ山韭なり。」とあり。『疏』に「山中に生ずる韭菜を蒮と謂う。」とあり。『本草』に李時珍曰く、「諸葛韭もまた山韭なり、ただ人に因りて名づくるのみ。」とまたあり。同書に「孝文韭は塞北に生じ、形韭菜に似たり。魏の孝文帝の所植なりと伝う。」とまたあり。『群芳譜』に「水韭は五六月に食すべし。葷ならずして脆嫩なり。」とあり。『北戸録』に「水韭は池中に生じ、葉韭菜に似たり。豈に龍爪韭ならんや。」とあり。『字林』に「签(せん)、これ水中の野韭菜なり。」とまたあり。『本草』に「麦門冬、別に禹韭と名づけ、斉では愛韭、秦では烏韭、楚では馬韭、越では羊韭と称す。」とあり。