康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 824 ページ)
【午集中】【矢部】短;康煕筆画:12;頁碼:824 頁上段 33
【唐韻】【正韻】は都管切、【集韻】【韻会】は睹緩切で、音は端の上声に読む。
【説文解字】に「物の長短を量るに、矢を以て法と為す」とある。
徐鍇が補足して「弓を以て度と為すが如し」という。
【広韻】に「短は促にして長からざるなり」とある。
【尚書・堯典】に「日短く、星昴正中に見ゆ」とあり、以て仲冬を正す。
【礼記・月令】に「度量に長短あり」とある。
また「長短の術」(縦横家の弁論術)がある。
【史記・六国年表】に「謀詐用いられ、以て長短の説興る」とある。
注に「長短の術は六国に興り、言は誇り又は含蓄し、語は隠微詭譎にして、以て互いに怒らしむ」とある。
また「短功」(工期または労役の短いもの)がある。
【唐書・百官志】に「凡そ工匠、十月より正月に至りて短功に服す」とある。
また「短人」(背の低い人)がある。
【史記・孔子世家】に「僬侥の国人、身三尺にして、短の至りなり」とある。
【荀子・非相篇】に「帝堯は長じ、帝舜は短し。文王は長じ、周公は短し。孔子は長じ、子弓は短し」とある。
張華【博物志】に「伊尹は黒くして短し」とある。
また、人の過失を指弾するを皆「短」という。
【史記・屈原伝】に「上官大夫、屈原を頃襄王の前に短ず」とある。
【前漢書・蕭望之伝】に「鄭朋、数々蕭望之を称え、車騎将軍を短ず」とある。
顔師古の注に「短とは人の短所悪行を発く」とある。
また、葉韻は多巻切で、音は亶に近い。
陸機【思親賦】に「天道悠遠にして長く、人生の途は短し。異途同帰にして、早晩を問わず」とある。
また、葉韻は都眷切で、音は玷に近い。
蘇轍【夷中詩】に「江流日益に深く広がり、里言漸く変ず。峰巒は古の崖石にして、草木の枝幹は短小なり」とある。
【集韻】に「或いは'𥎵'と作る」とある。