康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1475 ページ)
【亥集中】【魚部】鱷;康煕筆画 27;頁 1475。『集韻』『正韻』に「逆各切、音咢」とあり、本字は〔欠〕にして、また鰐とも作る。『唐書・韓愈伝』に曰く、「愈潮に至り、民の疾苦しむ所を問う。皆曰く、『悪溪に鱷魚有り、民の畜産を食らいて尽くさんとし、民これによりて窮す』と。数日して愈自ら往きて視、其の属秦済に命じて羊一・豕一を以て溪水に投じ、之を祝す。是の夕暴風震電渓中に起り、数日にして水尽く涸れ、西に六十里徙る。此より潮に鱷魚の患無し」。『秀水閒居録』に曰く、「鱷魚の状、龍の吻、虎の爪、蟹の目、鼉の鱗にして、尾長さ数尺、末は大いさ箕のごとく、芒刺鉤を成し、なお自ら膠黏す。多く水濵に潜伏し、人畜近づけば、尾を以て撃ち取る。蓋し象の鼻を用うるがごとし」。