康熙字典解説
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【酉集中】【貝部】贅;康熙画数 18、頁 1211。古文。『唐韻』之芮切、『集韻』『韻会』朱芮切、音は「ヅイ」。『説文』に「物を質に入れて銭を借りること。敖・貝に従う。敖の意味は、貝(財貨)を放出したのち再び取り戻すべきがごとし」とある。また『詩・大雅』に「具贅卒荒」とあり、『伝』に「贅は附属の義」、『疏』に「贅は連綴のごとし。繋ぎ連ねて附属せしむるを謂う」とある。また『荘子・大宗師』に「彼れ生を以て附贅県疣と為す」とあり、『釈名』に「贅は附着の義。横に肉一塊を生じて身体に附着するなり」とある。また『史記・滑稽列伝』に「淳于髠は斉の贅壻なり」とあり、『注』に索隠曰く「贅壻とは女方の婿にして、子に比すれば人身の余肉・疣のごとき剰物なり」とある。『前漢書・賈誼伝』に「家貧しく子壮なれば則ち出贅す」とあり、『注』に師古曰く「贅は質の義。家貧しくて聘礼なく、身を以て質と為すなり」とある。また会合の義あり。『前漢書・武帝紀』に「贅聚するなかれ」とあり、『注』に如淳曰く「贅は会合の義」とある。また行為不当の義あり。『老子・道徳経』に「其れ道に於けるや、余食贅行のごとし」とあり、『注』に「行為不当を贅と謂う」とある。また言語煩瑣の義あり。『曽鞏・講官議』に「一を問いて二を告ぐるを贅と謂う」とある。また『博雅』に「贅は定むの義」とあり。また『玉篇』に「最・得の義」とある。また『集韻』に牛交切、音「ゴウ」。『類篇』に「頝贅は妩媚ならざるの義」とある。