康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 543 ページ)
【辰集中】【木部】榛;康煕筆画:14;頁碼:543 頁下段 18 行。【唐韻】側詵切。【集韻】【韻会】緇詵切、音臻。【唐韻】に同じ。【説文】木なり。【詩・邶風】山に榛有り。【大雅】榛楛済々。一に曰く、蕪なり。【揚雄・反騒】枳棘の榛々たる兮。【注】榛々とは、梗穢の貌なり。又【説文】の注に、実小栗の如し、荘公二十四年『左伝』「女の摯は栗を過ぎず」を引く。【徐曰】今五経皆榛と作る。榛には臻至の義有り。又【礼記・曲礼】婦人の摯は、椇・榛・脯・修・棗・栗なり。【釈文】古本は𣑤と作る。按ずるに此の二説によれば、榛は木名と訓じ、又果実と訓ず。古字は分け、今は通ず。又【韻会】あるいは樼と作る。【左思・蜀都賦】樼栗罅発す。【注】榛と樼と同じ。又榛笄は、婦人の喪服なり。【礼記・檀弓】榛を以て笄と為す、長さ一尺にして総八寸なり。又木聚まるを榛と曰う。【淮南子・原道訓】木に処れば榛巣、水に居れば窟穴なり。又【集韻】慈鄰切、音秦。鋤臻切、音蓁。将先切、音箋。義同じ。又葉して渠年切、音近し。【司馬相如・弔二世賦】汨淢靸として永遊兮、平皋の広衍を注ぐ。衆樹の蓊薆を観兮、竹林の榛々を覧ず。衍は平声なり。考証:【礼記・曲礼】椇・榛・脯・修・棗・栗。【注】榛は古に𣑤と作る。謹んで原文の注により釈文を改む。「榛古」を「古本」に改む。