【卯集中】【手部】掌;康煕筆画:12;頁碼:437 頁 05 行
古文【唐韻】諸両切【集韻】【韻会】【正韻】止両切、音は「章」の上声。【説文】手のひら、手掌を指す。【増韻】手のひら、指の付け根。【論語】その手掌を指す。【礼記・中庸】国家を治めることは、物を手掌に置くが如く明らかなるにあらずや。【注】「示」の音は「置」に同じ。【疏】物を手掌中に置くが如し。また掌管・主持を指す。【尚書・周官】冢宰は国家の治理を掌管す。【礼記・楽記】礼の細末は、主管の官員により掌管さる。また「鞅掌」とは、儀容整わず忙碌たるさまを指す。【詩経・小雅】王事により忙碌不堪なる者あり。【箋】鞅は負荷のごとく、掌は捧ぐを指す。負荷し捧持して奔走す。急促匆忙なるさまを形容す。【疏】事務煩雑にして儀容を整える暇なきを形容す。また姓なり。晋の琅邪に掌同あり、前涼の敦煌に掌拠あり。また【本草】水蛭。別の名を至掌という。【爾雅・釈虫】蛭蝚は即ち至掌なり。【正字通】古字は「

」と書く。手の甲を下にするを「爪」、手の甲を上にするを「

」という。後世誤って「仉」と書くに至る。孟子の母の仉氏は、現在は「掌」と書く。