康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 533 ページ)
【辰集中】【木部】棠;康煕筆画:12;頁碼:533 頁 14 行
【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】徒郎切、音は唐。またはと書く。
【爾雅・釈木】杜は甘棠なり。
【郭璞注】今の杜梨にして、赤きものを赤棠といい、白きものもまた棠という。
【詩経・召南】蔽芾たる甘棠。
【草木疏】甘棠とは今の棠梨のことで、実は白く、微かに酸味あり、滑らかにして味美なり。赤棠は実が渋く酸っぱくして味なく、木質堅く靭にして弓の幹に作るべし。
また沙棠は樹木の名。味李に似て核なし。
【呂氏春秋】果実の中にて味美なるものに沙棠の実あり。
またその材は船を造るに用う。
【李白・新津北橋楼に題すの詩】木兰を櫂とし、沙棠を舟とす。
また車廂両旁の横木を指す。
【釈名】棠とは擋なり。車廂両旁に在りて擋蔽し、車の随意に進退するを防ぐ。
また魯国の地名。
【春秋・隠公五年】公、棠において魚を観る。
また落棠は山名。日の没する所。
【淮南子・墬形訓】日は落棠に入ると。
また姓。
【左伝】斉の大夫棠無咎。
また複姓。
【広韻】呉王の弟夫槩王、楚に奔りて棠渓氏となる。