康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 382 ページ)
【卯集上】【心部】怨;康煕筆画:9;頁碼:382 頁 01 行。古文。【唐韻】于願切。【集韻】【韻会】紆願切。音は「苑」。【説文】に「恚なり」とあり。【広韻】に「恨なり」とあり。【増韻】に「仇なり、讐なり」とある。また【集韻】に于袁切、音は「鴛」。讐なり、恚なり。【礼記・儒行】に「外挙に怨を避けない」とあり。【前漢・黥布伝】に「仇怨の妄りに誣ふことを恐る」とあり。【史記・始皇本紀】に「母家に仇怨あり、並びに之を坑す」とあり。皆平声に読む。或いは「惌」に作る。また【字彙補】に委隕切、音は「惲」。薀と同じ。【荀子・哀公篇】に「天下に富みて怨財無く、天下に布施して貧を病まず」とあり。【注】に「怨は蕰と読み、私財を畜えざるを言う」とある。また烏員切に叶い、音は「淵」。【後漢書・班彪北征賦】に「安定を越えて容与し、長城の縵縵に従う。蒙公の疲民を劇み、強秦のために怨を築く」とあり。【注】に「縵の音は眠」とある。また烏雲切に叶い、音は「熅」。【琳・悼亀賦】に「千鎰を参ずれども賈せず、豈十朋の云う所ならんや。生死を通じて量と為す、夫れ何人の足らんや怨むに」とあり。また烏貫切に叶い、音は「腕」。【前漢書・叙伝述高祖紀】に「項羽畔換し、我が巴漢を黜す。西土心を宅し、戦士憤怨す」とあり。【精蘊】に「命に従う」とあり。【転注】に「心に従う」とある。