康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 390 ページ)
【卯集上】【心部】惌;康煕字典の画数:12;頁碼:390 頁 16 行。【広韻】【集韻】於袁切、音は「鴛」に同じ。【広韻】によれば、冤屈・委屈の意味。【集韻】によれば、仇怨・怨恨を指す。本字は「怨」であり、時に「惌」とも書く。また、小さな穴の様子を指す。【周礼・冬官考工記・函人】に、「凡そ革を検する法は、その穿ちたる孔を視て、細ならしむべし」とある。【注】に、「孔を穿つは糸を通ずるためなり。孔小さく密にして隙なきを欲す。然らば革堅固にして損じ難し」という。また【集韻】に紆勿切、音は「郁」に同じ。心中に鬱結する情緒を指す。本字は「慍」であり、時に「惌」とも書く。また略して「宛」とも書く。さらに【集韻】に、「宛」の字は古くは「惌」と書いたとあり、詳説は宀部五画に見る。