康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1374 ページ)
【戌集中】【雨部】霄;康煕筆画:15;頁碼:1374 頁第 11。『広韻』相邀切、『集韻』『韻会』思邀切、『正韻』先雕切、音は宵。『説文』に「雨を霄雪と為す。雨に従い肖声。斉の語なり」とある。『爾雅・釈天』に「雨を霄と為す」とあり、注に「詩に曰く、彼の雨雪のごとく、先に集まりて維れ霰(あられ)なり。霰とは氷雪雑り下る者にして、之を霄雪と謂う」とある。疏に「霄は即ち消なり」とあり、『韻会』に「霄雪は今人の所謂湿雪なり。物に着けば消ず」とある。また『玉篇』に「雲気なり」とあり、『広韻』に「天気に近い」とある。揚雄『甘泉賦』に「清霄を騰げて浮景を軼ゆ」とあり、注に師古曰く「霄は日旁の気なり」とある。また凌霄は花名。『爾雅翼』に「苕は陵苕、今凌霄なり」とある。また奔霄は王の八駿の一。『拾遺記』に見える。また地名。『左伝・定公十四年』に「莒父及び霄に城す」とある。また国名。『拾遺記』に「西方に因霄の国有り、人皆嘯を善くす」とある。また姓。『正字通』に「韓非子に霄略あり」とある。また人名。『春秋・襄公十一年』に「楚人鄭の行人良霄を執る」とあり、『史記・楚世家』に「是を霄敖と謂う」とある。また『集韻』に仙妙切、音は笑。肖と同じ。また陸雲『陸丞相誄』に「化を窮めて幾神、赜を探って衆妙。塵氛埃を駭かし、響を澄まして清霄す」。霄は葉音して笑。また葉して桑何切、音は莎。『道蔵歌』に「璈を弾じて北寒台、七霊紫霄に曜く。済々たる群仙挙がり、紛紛として塵中に羅なる」とある。また葉して思留切、音は捜。陸機の詩に「恢恢たる天網、飛沈是れ収む。茲の下臣を受け、光を騰げて清霄す」とある。『集韻』に或いは𩅓と作る。考証:『爾雅・釈天』の「雨を霄と為す」は、原文を謹んで照らし、霄の下に雪字を増す。