康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 302 ページ)
【寅集上】【尸部】屑;康煕筆画:10;頁碼:302 頁 04 行。『集韻』『韻会』『正韻』に「先結切」、先の声、入声。『説文』に「屑は、動作の切切たるなり」。本は「」に作り、尸に従い声とする。崔駰の『達旨』の辞を引きて「吾も子を病む、已まざるべからず」という。隷書に「屑」と作る。〔徐曰〕居既に尸に従えば、動もまた尸に従う。「屑屑」とは屡々動作するなり。一に曰く、敬なり、已むを得ざるなり。又『広韻』に「清し、顧みる、労す」。『詩・邶風』に「我を屑とせず以て」。〔注〕屑は潔し。我を潔しとせざれば、之を与うるなり。又『前漢書・王良伝』に「往来屑々として煩を憚らず」。又『増韻』に「軽し」。『書・多方』に「爾乃ち天命を屑播す」。〔注〕謂く天命を軽棄するなり。『正字通』に「凡そ事物に遇いて、軽視して意を加えざるを不屑と曰う」。『孟子』に「去るを屑とせず、就くを屑とせず、乞人も屑とせず」とある是れなり。又瑣屑なり。『左伝・昭公五年』に女叔斉曰く、「礼は其の国を守り、其の政令を行い、其の民を失わざる所なり。而して屑々焉として儀を習うこと亟し、亦た遠からずや」。又砕末なり。『周礼・天官』に「王斉、食玉を共す」。〔鄭注〕「王斉は当に玉屑を食すべし」。又『礼記・内則』に「桂と姜とを屑す」。按ずるに、本は『説文』の屑字なり。『正韻』に屑を分訓するは泥なり。考証:『周礼・天官』に「大斎、食玉を供す」。〔鄭注〕「王斎は当に玉屑を食すべし」。謹んで原文に照らし、「大」を「王」に改む。二つの「斎」字は皆「斉」に改む。「供」を「共」に改む。『礼記・内則』に「姜と桂とを屑す」。謹んで原文に照らし「桂と姜とを屑す」に改む。『説文』の屑字。