康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 626 ページ)
【巳集上】【水部】消;康煕筆画:11;頁碼:626 頁 11 行
古代文献による記載:【唐韻】相幺切、【集韻】【韻会】思邀切、【正韻】先彫切。音は「宵」に同じ。【説文】に「尽くす」とあり。また「滅する」を指す。【易・泰卦】に「小人の勢い消ゆ」とあり。また「溶けて散ずる」を指す。【礼・月令】に「氷凍け消ゆ」とあり。また「消耗する」を指す。【揚子・太玄経】に「九態あり、其の七は消なり」とあり。【註】に「消とは志の涣散せるを指す」とあり。また「消消」とは衰敗の様子を形容する語。【詩・豳風】に「我が尾既に疎し」とあり。【疏】に「消消とも書く」とあり。また地名を指す。【詩・鄭風】に「清邑の師、消に次ぐ」とあり。【伝】に「消は河上の地なり」とあり。また病名にして「痟」に通ず。【後漢書・李通伝】に「通は常に消渴の疾あり」とあり。【註】に「消は消渴の疾を指す」とあり。また消石という薬材を指す。また「逍」に通ず。【礼・檀弓】に「門前に逍遥す」とあり。【註】に「消揺はまた逍遥と書く」とあり。また【韻補】に叶韻して新於切、音は「須」に同じとあり。【崔駰・反都賦】に「幹弱くして枝強く、末壮大なれば本削弱す」とあり、下の句の「臾」の字と叶韻す。また叶韻して思留切、音は「脩」に同じとあり。【司馬相如・大人賦】に「忽ち霧の如く散じ、俄かに雲の如く消ゆ。少陽を斜めに穿ちて太陰に登り、得道の真人と相訪う」とあり。