康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1528 ページ)
【亥集下】【鼠部】鼯;康煕筆画:20;頁碼:1528 頁下段 25 行。【広韻】五乎切。【集韻】【韻会】【正韻】訛瑚切。音は吾。【玉篇】に「鼯鼠、飛生なり」とある。【正韻】に「一に五技鼠と曰う」とある。【爾雅・釈鳥】に「鼯鼠、夷由なり」とあり、注に「状小狐の如く、蝙蝠に似たり。肉翅にして翅尾あり。項と脇の毛は紫赤色、背は蒼艾色、腹下は黄、喙と頷は雑えて白し。脚短く爪長く、尾三尺許り。飛びて且つ乳す。亦た飛生と謂う。声人の呼ぶが如く、火烟を食らう。高きより下に赴く能うも、下より高きに上る能わず」とある。疏に「一名夷由」とある。【馬融・長笛賦】に「猨蜼昼吟じ、鼯鼠夜叫ぶ」とある。考証:【爾雅・釈鳥】に「鼯鼠、夷由なり」とあり、注に「状小狐の如く、蝙蝙に似たり。肉翅、項と脇の毛は紫赤色、背は蒼艾色、腹下は黄、喙と頷は雑えて白し。脚短く爪長く、尾二尺許り。飛びて且つ乳す。亦た飛生鼠と謂う曰う。声人の呼ぶが如く、火烟を食らう。高きより下に赴く能うも、下より高きに上る能わず。一名夷由」とある。謹んで原文を照らし、「蝙」の字を改めて「蝠」とす。「肉翅」の下に「翅尾」の二字を増す。「二尺」を「三尺」に改む。「飛生」の上に「曰」の字を省く。「声如」の上に「鼠」の字を省く。「一名」の上に「疏」の字を増す。