康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 701 ページ)
【巳集下】【牛部】牾;康煕筆画:11;頁碼:701 頁 07 行。『集韻』『正韻』に「訛胡切、音は吾」とあり、獣の名なり。按ずるに、「啎」を俗刻して誤って「牾」に作れる。『前漢書』王莽伝に「意に牾うる所亡し」とあり、『後漢書』桓典伝に「宦官に牾えて賞行われず」とあり、『揚子』『方言』に「適牾なり」とあり、『穆天子伝』に「白鹿一牾」とある。皆「啎」の字の訛なり。その善本は元来「啎」に作る。『字彙』に云う、「五故切、忤と同じ」とすれども、謬り甚だし。