康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1167 ページ)
【酉集上】【言部】諉;康熙画数:15;頁 1167。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に女恚切、音は某。『説文』に「累なり」とあり。「諈諉」は上の「諈」の字の注に見る。『前漢書・胡建伝』に「執事上に諉せず」とあり。師古の注に「累なり。執事する者は法を見て即ち行うべきで、事を以て上に累ゆべからず」という。『唐書・岑羲伝』に「羲誠に材なり、何ぞ之を諉うに拘らん」とあり。音義に「累なり」、また「託すなり」とある。『前漢書・賈誼伝』に「尚ほ諉うべき者有り」とあり。蔡謨曰く、「諉は託すなり」。『正韻牋』に「諉は猶お委なるがごとし。他へ委すべしと言う。後人因って借りて推諉・諉謝の字と為して用いる」とある。また『集韻』に邕危切、音は逶。『爾雅』に「諈諉、累なり」とあり。謝嶠の読み。また『集韻』に弋睡切、音は瓗。また而睡切、音は汭。義同じ。