康熙字典解説
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【酉集下】【辵部】送;康熙筆画:13;頁碼:1256 頁上段 21。古文。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に苏弄切、音は○。『説文』に「遣す。送り遣わす」とあり、派遣の意。『詩・邶風』に「遠く野に送る」。『礼記・曲礼』に「使者帰れば、必ず門外に拝して送る」。また『増韻』に「将(もたら)す、携(たずさ)うる」とあり。『儀礼・聘礼』に「賓再拝稽首して幣を送る」。また「公拝して醴を送る」。また『正韻』に「行を送るを贈と曰う」とあり、遠行する者を贈別することを送という。『詩・秦風』に「我舅氏を送る」。また株送とは、罪人互いに牽引し連座せしむるを指す。『前漢書・食貨志』に「乃ち諸犯を徴し、相引じて数千人に至らしめ、名づけて株送とす」。注に「先至せる者を魁株とし、牽引せらるる者はその根株によって送らるるなり」とある。また目送とは、目光をもって送るをいう。『左伝・桓公元年』に「目を逆(むか)えて之を送る」。『史記・留侯世家』に「四人趨り出づ、上目を以て之を送る」。また縦送とは、射術に優れたる様を形容す。『詩・鄭風』に「抑縦送忌」。注に「抜を舎つるを縦と為し、彇を覆うを送と為す」とある。『玉篇』に籀文は○に作る。考証:『前漢書・食貨志』に「乃ち諸犯を徴し、相引じて数千人に至らしめ、名づけて株送とす」。注に「先至せる者を魁株とし、牽引せらるる者はその根株によって送らるるなり」とある。謹んで原注の「謂」を「為」に改む。