康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1164 ページ)
【酉集上】【言部】誦;康熙筆画:14;頁碼:1164 頁 02 行。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「似用切」、音は「頌」。『説文』に「諷なり」。徐鍇曰く、「文に臨みて誦と為す。誦は従うなり。口をもって其の文に従うなり」。『広韻』に「読み誦ずるなり」。『周礼・春官・大司楽』に「楽語をもって国子を教う:興・道・諷・誦・言・語」とあり、註に「文を倍するを諷と曰い、声をもって之を節するを誦と曰う」。『詩・大雅』に「誦言醉うが如し」。『礼記・文王世子』に「春に誦じ、夏に絃す」。『史記・儒林伝』に「児寛は行常に経を持ち、止息すれば則ち誦習す」。また『広雅』に「論ずるなり、言うなり」。『韓非子・難言篇』に「時に詩書を称え、法を道いて往古を語るれば、則ち誦と為すと見らる」。註に「誦は旧事を説くなり」。王融『策秀才文』に「進みて講じ誦じ志を述べ、以て朕が心を沃ぐ」。註に「誦は言なり」。また『正字通』に「怨謗も亦た誦と曰う」。『左伝・襄公四年』に「臧紇邾を侵し、狐駘に敗れ、国人之を誦ず」。また『晋語』に「恵公入りて内外の賂に背く。人と共に之を誦ずるに、皆怨辞なり」。また官名。『周礼・地官』に「誦訓」。鄭玄註に「四方の誦習する所及び人の為す所の久遠の時事を訓説する能き者」。また鳥名。『山海経』に「開明の南に誦鳥有り」。また「訟」に通ず。詳しくは「訟」の字の註を見る。また「侯容切」に叶い、音は「慵」。『詩・小雅』に「家父誦を作り、以て王の訩を究む」。また「牆容切」に叶い、音は「從」。『楚辞・九弁』に「道循りて平駆せんと欲すれども、未だ其の従う所を知らず。然るに中路にして迷惑し、自ら圧按して誦を学ぶ」。