康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 655 ページ)
【巳集上】【水部】濕;康煕筆画:18;頁碼:655 頁 22 行
古文【唐韻】他合切【集韻】【正韻】托合切、音沓。水名。【説文】水東郡東武陽より出でて海に入る。【水経注】湿水は累頭山より出ず。一に治水と曰う。
又【広韻】【集韻】【韻会】失入切【正韻】実執切、音湿と同じ。【説文】幽湿なり。或いは湿と作る。
又【集韻】叱入切、音蟄。湿湿、牛の反芻して耳を動かす貌。【詩・小雅】其の耳湿湿たり。
又鄂合切、音〇。湿陰、漢の侯国の名。
又席入切、音習。隰と同じ。坂の下湿れるなり。或いは湿と作る。【通雅】湿・湿・漯・顕は形を以て相借りる。【集韻】漯・湿の三字同じ。水雁門より出ず。
按ずるに『説文』の湿水は、即ち『禹貢』『孟子』の済・漯の漯なり。蓋し湿は乃ち漯の本字なり。後に漯を以て湿とし、又転じて湿を以て乾湿の湿とす。字は原糸に従って〇と作り、亜に従わず。