康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1289 ページ)
【酉集下】【酉字部】釃;康煕筆画:26;頁 1289。『唐韻』『集韻』『韻会』所綺切、『正韻』想里切、音は躧。『説文』に「酒を下す」とあり。『徐曰』に「釃は、猶お籭(ふるい)にて取り出すがごとし」とある。『詩・小雅』に「釃酒有藇」とあり。『伝』に「筐を以てするを釃と曰い、薮を以てするを湑と曰う」とあり。『釈文』に「篚を以て酒を濾すを謂う」とある。『前漢・馬援伝』に「牛を撃ち酒を釃す」とあり。また『広韻』に「分つ」とあり。『前漢・溝洫志』に「乃ち二渠を釃して其の河を引く」とあり。『注』に孟康曰く「釃は分つなり。其の流れを分け、其の怒りを泄らす」と。『劉向・説苑』に「禹五湖を釃して東海を定む」とあり。また廝と作ることも有り。『唐書・高士廉伝』に「故渠に附し、廝引して旁出す」とあり。また『広韻』所宜切、『集韻』『韻会』山宜切、音は欐。また『広韻』所葅切、『集韻』『韻会』山于切、音は疏。また『集韻』所寄切、徙去声。義同じ。また『五音集韻』呂支切、音は離。水を以て糟とする。