康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 475 ページ)
【卯集下】【攴部】数;康熙画数:15;頁碼:475 頁 04 行。『広韻』所矩切、『集韻』爽主切、音「籔」に同じ。『説文解字』に「算える」とあり。『易経・説卦』に「往事を順に数うる」とあり。『詩経・小雅』に「心にこれを数う」とあり。『礼記・曲礼』に「君の財を問わば、地の広狭を数えて対すべし」とあり。また『博雅』に「責むる」とあり。『左伝・昭公二年』に「吏をしてこれを数しむ」とあり。〔注〕その罪を列挙して斥くるをいう。また『集韻』阻切、音「所」に同じ、義も同じ。また『広韻』色句切、『集韻』『韻会』『正韻』双遇切、音「捒」に同じ。算術・数学をいう。『群経音弁』に「多少を算うるを数と曰う」とあり。『類篇』に「量を数うる詞」とあり。『易経・節卦』に「君子これによりて礼数を制し、徳行を議す」とあり。〔疏〕数度とは、爵位・礼儀の等級の多少を指す。また『繋辞』に「蓍の数の変を窮めて来たるを知りを占と曰う」とあり。〔疏〕占いに用いる蓍策の数を指す。『尚書・大禹謨』に「天の暦数、汝躬に在り」とあり。〔疏〕天の定めた暦運の定数を指す。『周礼・天官・小宰』に「官成を掌りて衆務之数えを治む」とあり。〔注〕治数とは、事ごとに数量の多少異なるをいう。『後漢書・律暦志』に「隷首、数を作れり」とあり。〔注〕隷首は黄帝の臣なり。また『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』色角切、音「朔」に同じ。屡々・頻繁の義。『礼記・祭義』に「祭りは数なるべからず、数なれば則ち煩し」とあり。また『爾雅・釈詁』に「数、疾きなり」とあり。〔疏〕みな迅疾を指す。また『集韻』蘇谷切、音「速」に同じ。『礼記・楽記』に「衛の音は促数にして志を煩わす」とあり。〔注〕「趨数」は「促速」と読むべし、音の誤りなり。『史記・賈生伝』に「命の短長、其の数あり、期を告げよ」とあり。〔注〕徐広曰く、「数とは疾きなり(時の過ぎゆく速きを指す)」。また『集韻』『韻会』趨玉切、音「促」に同じ。細密の義。『孟子』に「数罟は大池に入らず」とあり。〔趙岐注〕網目の細密なる漁網を指す。また『集韻』聳取切、音「繏」に同じ。「数数」、急切の様子を形容す。また所録切、「松」の入声。水を汲むこと速き様を形容す。『荘子・天地篇』に「疾ること沸くの溢るるが如し」とあり。また所六切、音「縮」に同じ。「数数」、急迫の様子を形容す。また仕角切、音「浞」に同じ。催促の義。また『韻補』に先奏切に叶う(古韻通押)。『陸機・宣猷堂詩』に「厚生我が君、賢明にして又優れたり。光輝照り、法度を継ぎて運数に従う」とあり。