康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 926 ページ)
【未集中】【糸部】綦;康煕筆画:14;頁碼:926 頁 41 行
古文。『広韻』『集韻』『韻会』に「綥」に同じとあり。『説文』に「綥、或いは其に従って綦と作る」とあり。『博雅』に「綦は綺彩なり」とあり。『書・顧命』に「四人綦弁」とあり。伝に「綦文の鹿子皮の弁」とあり。疏に「鄭康成云く、青黒を綦と曰う。王粛云く、綦は赤黒色なり」とあり。また『詩・鄭風』に「縞衣綦巾」とあり。伝に「綦巾は蒼艾色の女服なり」とあり。按ずるに、『説文』に『詩』を引いて「綥巾」と作り、云く「未嫁の女の服す所なり」とあり。また『儀礼・士喪礼』に「綦、踵に系す」とあり。注に「綦は屨の系なり。屨を拘止する所以なり」とあり。また『荀子・王覇篇』に「綦大にして王たり、綦小にして亡ぶ」とあり。また「目は綦色を欲し、耳は綦声を欲す」とあり。注に「綦は極なり。綦或いは其と為すは、伝写の誤りなるのみ」とあり。また姓なり。『広韻』に「何氏の姓苑に云く、義興の人」とあり。また『集韻』に「渠記切、音は忌」、義同じ。綥の原字は畁に従って作り、畀に従わず。