康熙字典解説
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【辰集中】【木部】朹。康煕筆画 6、頁碼 510 第 11。『説文解字』に「これは古の『簋』の字なり」とある。詳注は竹部十一画に見ゆ。また『唐韻』に巨鳩切、『集韻』『韻会』に渠尤切とあり、音は「求」に同じ。樹名なり。『爾雅・釈木』に「朹、檕梅」と見え、注に「朹の状、梅に似て、子(実)は指のごとく大きく、色は小柰のごとく赤く、食うべし」と解す。『本草補遺』に「朹子は山樝にして、同じ物なり」という。また『方言』に「朹、仇なり」とあり、怨仇を指す。注に「音は巨救切、読みは『旧』に同じ」とある。考証:『爾雅・釈木』の「朹、檕梅」、注の「朹の状、梅に似て、子は大なること指のごとし」について、謹んで原文に従い「大如指」を「如指頭」に改む。