康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 200 ページ)
【丑集上】【口部】喬。康煕筆画 12。頁碼:200 頁 22 行。『唐韻』巨嬌切。『集韻』『韻会』渠嬌切。音は僑。『説文』高くして曲がる。夭と高の省とより成る。『爾雅・釈木』枝が羽のごとく舒いて曲がることをいう。〔注〕枝巻きて鳥の羽の如し。また、下に曲がるを朻といい、上に曲がるを喬という。楸のごときを喬という。また、小枝上に繚繞するを喬という。『書・禹貢』その木の喬々たり。〔伝〕喬は高き義。『詩・周南』南に喬木あり。〔伝〕喬は上に竦立つ。また、矛の上端の曲れる所を喬という。『詩・鄭風』二矛重喬。〔伝〕重喬は羽重ねたるを指す。〔箋〕喬は矛の柄にして、上端に近く矛頭に就き羽を懸くる処なり。また姓。『後漢書・光武紀』雲中太守喬扈。また人名。『戦国策』世々孤を称し、王子喬・赤松子の寿のごときを得る。〔注〕喬は王子喬を指す。松は赤松子を指す。また「橋」に通ず。『詩・周南・喬木』釈文に「橋喬」とも作る。また『広韻』挙橋切。『集韻』居妖切。音は驕。『書・禹貢』惟喬。釈文に喬は徐邈驕と読む。また『詩・鄭風・重喬』釈文に喬は居橋反と読む。また「驕」に通ず。『礼記・楽記』斉の音は敖辟して志驕なり。釈文に喬は驕と読む。或本は驕に作る。また『表記』驕にして野なり。また『集韻』丘祅切。音は蹻。喬詰は心不平なるを指す。『荘子・在宥篇』天下始めて不平と戾とあり。釈文に喬は欽消反と読み、或は去夭反と読むともいい、郭象は矯と読み、李軌は驕と読む。また『集韻』挙夭切。音は矯。また祛矯切。音は槁。義同じ。また渠廟切。音は轎。枝上に曲がる。考証:『戦国策』「世之称孤」の句は、原文に拠り「世々」に改む。