康熙字典解説
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【辰集中】【木部】榿;康熙筆画 14、頁 545。『韻会』に「丘其切、音き」とあり、樹木の一種の名なり。『益部方物記』に「百姓家に榿を植えれば、三年に至らずして材、常木の一倍に贏ゆ。速やかに植え移すべし。郷里の人これにより利を得」という。杜甫『榿木栽を覓むる詩』に「早く聞く榿は三年にして成る、渓辺十畝の陰を求めんとて苗を索む」という。王安石『榿木詩』に「濯錦江辺の木の中に榿あり、野園に植え育ててその盛んを待つ。地僻なるが故に幸いに桓魋が木を伐つが如き患いを免れ、歳暮に至りてなお庾信が柳を移すが如く移植す」という。また『正字通』に「苦駭切、音かい」とあり、また『斉東野語』に「榿の字、五來切、音がい」とあり、義同じ。