康熙字典解説
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【寅集中】【山部】岷;康煕筆画:8;頁碼:310 頁上段 01。『広韻』武巾切、『集韻』眉頻切、『韻会』眉貧切、『正韻』彌鄰切、音は民。『説文』に「山名。蜀の湔氐の西徼外に在り。本は〈岷〉と作り、山に従い声す」とあり。『徐曰』に「今は岷と作る」という。『孔穎達曰』に「山は梁州に在り、江水の所出なり」という。また『史記注』に「山は岷州に在り、溢洛の南一里にあり、連綿として蜀に至る二千里、皆これを岷山と曰う」という。戴侗曰く、「今の威茂州の西北に在り、東は峡州に距たる」と。また州名。秦の隴西郡臨洮県にして、後魏に岷州を置く。山に因りて名とす。あるいは〈岷〉と作る。また『韻会』に「通じて汶と作る」という。『山海経』に「大江は汶郭の東南に出で、蜀郡を逕て、東北して広陵に至り海に入る」という。また『史記・夏本紀』に「汶・嶓既に藝す」とある。