康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 322 ページ)
【寅集中】【山部】巒;康熙筆画 22;頁 322。『唐韻』落官切、『集韻』『韻会』『正韻』盧官切、音は鑾に同じ。『説文』に「山小さくして鋭し」とあり。『六書故』に「圜き峰なり」とある。『楚辞・九章』に「石巒に登りて遠望す」と見え、また山紆回して綿連なるを巒と曰う。徐悱の『琅邪城に登る詩』に「襟帯尽く巖巒」とあり。『正字通』にまた塩韻に属し、音は廉なりとし、蘇軾の「欧陽晦夫の琴枕を遺わるるに謝する詩」を引いて「我汝陰の六一老を懐う、眉宇秀発すること春巒の如し」という。按ずるに、蘇軾の句はすべて寒韻に属して引用せるものなれど、誤りなり。